海士町の暮らし

大小180の島々から成る、島根県隠岐諸島。
「ユネスコ世界ジオパーク」にも認定されている、豊かで雄大な自然が魅力の地域です。その隠岐諸島の有人離島4島のひとつ・海⼠町(あまちょう)は、2,314名の島民のうち約2割がIターン者(※)という、地域活性化の先進地として知られる島。ここでは島暮らしを検討されている方や、海士町への移住を検討されている方に向け、基本情報から海士町での暮らしの魅力、住まい、子育て、暮らしに関わるサポート制度までを紹介します。
※Iターン者:出身地ではない地域に移住する者のこと。首都圏で生まれ育った後、地方に移住する等のケースが該当します。

海士町のキャッチコピーは「ないものはない」

「なくてもよい、⼤事なことはすべてここにある」という2つの意味を持ち、島内に既にあるものに目を向け活かし、島民自らの手で新しい価値を生み出していくという意味が込められています。

海士町の基本情報

海士町は、島根半島の沖合約60㎞、日本海に浮かぶ隠岐諸島中ノ島を主とするまち。対馬暖流が注ぐ豊かな海と名水百選(天川の水)に選ばれた湧水、それらが育む山海の幸に恵まれた島です。また、後鳥羽上皇が配流された島としても知られ、神楽や俳句など独自の伝統・文化も大切に守り受け継がれています。

人口 2,314人(R4.10月現在)
面積 33.44㎢

アクセス

首都圏からは、飛行機もしくはJR、バス、フェリー・高速船を乗り継いでのアクセスになります。
・米子鬼太郎空港から、鳥取県の境港または島根県の七類港へ移動し、フェリーで3時間程度。
・出雲空港、または伊丹空港から海士町の隣島である隠岐の島町の隠岐空港まで飛行機で移動し、そこからフェリーで1時間程度。

主なスポット

隠岐神社

隠岐神社

昭和14年(1939年)、後鳥羽上皇の700年祭の年に建立された神社。境内には隠岐一とたたえられる桜並木が続いていて、4月上旬にはたくさんの花見客が訪れます。

明屋海岸

明屋海岸

海食崖や海食洞が約1kmにわたって続く景勝地。約280万年前の噴火によってできた屏風岩と呼ばれる岩があり、ある角度から見るとハート型にくり抜かれたように見えることから、「ハート岩」と呼ばれ人気を集めています。

祭り・イベント

キンニャモニャ祭り

キンニャモニャ祭り

キンニャモニャ祭りは、 毎年8月第4土曜日開催される島最大級のイベント。「キンニャモニャ」とは、海士町を代表する民謡で、島外からのお客さんを含めた1,000人以上が両手にしゃもじを持ち、 キンニャモニャ踊りでパレードの輪をつくります。

海士町で暮らす魅力、メリット

大自然が身近にある暮らし、採れたてで新鮮な山海の幸、ゆったりとした時間の流れ。
島暮らしの魅力はたくさんありますが、特に海士町の場合、これらに加え以下に代表される移住先としての魅力があります。

移住者を歓迎する風土

移住者を歓迎する風土

少子高齢化や人口減少、地方の過疎化、財政難など、日本が抱える地域課題が早くから顕在化した海士町では20年以上前からそれらと向き合い、教育や観光、産業振興など、地域資源を活かした魅力ある地域づくり・地域活性化活動に取り組んできました。
地元住民と共にそれらの担い手となったのは、挑戦を続ける町の姿に魅かれ海士町にやってきた若い移住者たち。
今では島民の約2割がIターン者という地方創生・地域活性化の先進地域として知られ、移住者を“よそ者”と疎外するのではなく、地域づくりの新しいパートナーとして歓迎する風土が根付いています。

さらに、海士町が地域づくりと共に力を入れているのが“人づくり”

豊富な資源に恵まれた島全体を一つの学び舎とし、全国から高校生を留学生として受け入れる「島留学」制度など特色ある教育も行われており、島ならではの学びと成長の機会を生み出しています。出産準備金や出産祝い金の支給、保育料の負担軽減、子どもの医療費助成など、手厚い子育て支援を行っていることも魅力のひとつです。

移住、暮らしの支援制度

人生を大きく変える移住には不安がつきもの。移住する前に知っておきたいのが、自治体が展開する移住支援制度。
ここでは、島根県と海士町が実施している移住支援制度をご紹介します。
※掲載情報は記事執筆時点のものです。実際にご検討、活用される際は、自治体に最新情報をお問い合わせください。

わくわく島根生活実現支援事業

東京23区(在住者又は通勤者)から島根県へ移住し、要件を満たした方に移住支援金(世帯:100万円、単身:60万円)を支給する事業です。
支援金の概要、対象者要件、申請手続きの詳細については、こちらをご参照下さい。

参考:しまね移住情報ポータルサイト「くらしまねっと」
わくわく島根生活実現支援事業について
https://www.kurashimanet.jp/support/wakuwaku/

海士町の移住支援制度・窓口

海士町も独自で移住から子育てまで、暮らしに関わる支援制度を設けています。前述の島根県の支援制度と併用できるものもあり、地域密着型でよりきめ細かなサポートが受けられるケースもありますので、ぜひご活用ください。

子育てに関する支援

■妊娠・出産などに係る助成
妊婦1人につき出産準備金15万円を支給しています。
海士町健康福祉課 08514-2-1823

■出産祝い金
第1子:10万円 第2子:20万円 第3子:50万円 第4子以降:100万円
海士町健康福祉課 08514-2-1823

■子どもの医療費の助成
0歳から中学校修了前までの児童の医療費自己負担分(医療保険適用分のみ)無料
海士町健康福祉課 08514-2-1823

■保育料の軽減
第1子、第2子の保育料軽減保育所に第3子以降が入所したとき無料
海士町健康福祉課 08514-2-1823

■子育て支援窓口開設
海士町健康福祉課
08514-2-1822 月~金、8:30~17:00まで

仕事に関する支援

■定住希望者への窓口開設
海士町交流促進課
08514-2-0017 月~金、8:30~17:00まで(電話対応、現地案内、情報提供など)

住まいに関する支援

■住宅・空き家バンクの窓口開設
海士町環境整備課
08514-2-1827 月~金、8:30~17:00まで

移住全般に関する支援

■移住相談窓口の開設
海士町交流促進課 08514-2-0017
kouryu@ama.town
684-0403 島根県隠岐郡海士町大字海士1490番地

情報収集に役立つWEBサイト

海士町への移住に関する情報収集に役立つサイトをご紹介します。
オンラインで自宅から受けられる支援もありますので、ぜひご活用ください。

しまね移住情報ポータルサイト くらしまねっと「海士町」
海士町の基本情報や移住・子育て支援制度、仕事や住まいの相談窓口情報などがまとまっています。
https://www.kurashimanet.jp/cities?c=32525

海士町HP「海士町への移住をお考えの皆さまへ」
海士町の基本情報や移住相談窓口情報、先輩移住者インタビューなどがまとまっています。
http://www.town.ama.shimane.jp/ui.html

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